"トリガーポイントとは “

トリガーポイント”は痛みをおこす“引き金点”

首や肩、背中や腰、お尻などの筋肉は、疲労や血行不良などがつづくとロープ状に強く緊張して
硬いこわばりができます。  
これを専門的には『索状硬結（さくじょうこうけつ）』といいます

このような「筋肉の強い緊張によっておこる痛み症状」を、ちょっと難しい言葉ですが、医学的には『筋筋膜性疼痛症候群(きんきんまくせいとうつうしょうこうぐん) myofascial pain syndrome：MPS』といいます
このような筋肉の中にはとくにこわばりの強い点、押すと痛かったりジ〜ンと響いて気持ち良かったりするポイントがあります。

これが“トリガーポイント”です。いわゆる“ツボ”と同じようなポイントです
『トリガーポイント』は、その周囲だけでなくそこから遠い部分にも痛み、しびれ、重だるさを発生させる特徴を持ちます。これを「関連痛」と言います  

例えば首や肩のこりが原因となる頭痛があります。これは下の図Aのように、首肩の筋肉のこりが
『トリガーポイント』となり、それが原因で頭に「関連痛」として頭痛が出ている状態です。
  （図Ａ　頭痛） ×印がトリガーポイントで、赤い部分がその痛み(関連痛)の生じる範囲

　　　　　　　　　　

このようなケースでは、薬を飲んでも治らなかった頭痛が、首や肩のコリをほぐすことであっさり解消してしまうことがあります。  

当院では、トリガーポイントに対して以下のような治療をおこないます

�@トリガーポイントマニピュレーション 　手技によってトリガーポイントを治療します。緊張し た 筋肉をゆるめ、血行を改善し、痛みを和らげます"

�Aストレッチ 緊張して短縮した筋肉を、伸ばしてゆるめます。痛みを和らげ、治療効果を長持ちさせます。 抵抗運動によって緊張した筋肉をリラックスし、神経と筋肉のつながり（神経筋機能）
を回復します

�B関節モビリゼーション 手技によって固くなった関節をゆるめ、正常な関節の動き
（関節包内運動）を回復します

�C低周波治療（電気治療） 症状によっては低周波治療（電気治療）を加えます。   これらの結果として痛みや神経痛が改善します
このような治療を一人ひとりの症状や治療に対する反応をみながら効果的に施術し、治療をすすめていきます

トリガーポイント療法は保険外治療となります